市民活動団体

伊古部町笹百合保存会

活動内容
 ささゆりは、昭和40年代の初め頃まで伊古部町をはじめ渥美半島の海岸一帯に群生していましたが、プロパンガスの普及で薪を燃料にしなくなり、木や下草を切らなくなったために山が荒れてしまい、生息に適した環境が失われて近年は見られなくなっていました。

 平成5年の初夏、伊古部町の太平洋岸の崖上で1株のささゆりを偶然見つけました。そのささゆりから種を取って文献や各地のささゆり再生法を見聞して調査・研究し、平成8年に有志により保存会を結成しました。

 種から8年を経てささゆりを咲かせ、大切に育てた幾つかの球根を海岸近くの山に植え、草刈・消毒など地道な活動を続けたことで、平成15年頃には多くの花が咲くようになり、平成17年には「ささゆりの里」と命名して公開に踏み切りました。毎年6月には「ささゆりの里まつり」を開催しており、お茶や地元農家が作った漬物の無料サービスなどでおもてなしをして、県内外からの来園者を迎えています。

 ささゆりの花が咲くまでには6〜7年かかるうえ、病気や害虫に弱いなど栽培が難しく、草刈りや病害虫の防除、球根の移植など、地道で大変な作業が必要ですが、地元の高豊中学校の生徒たちもボランティア協力してくれるなど、地域全体で連携しながら活動を継続しています。
お問合せ
氏名(事務局名)
田中 房一
ふりがな
たなか ふさいち
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