お知らせ

2020年04月21日更新

令和2年度 視覚障害者歩行訓練事業

お知らせ 保健・医療・福祉
【視覚障害者歩行訓練事業】

 障害とは見えない事や聞こえない事ではありません。見えないから行きたいところへ行けない、やりたい事が出来ない事であります。
 私たちNPO法人てのひらにおける「視覚障害者歩行訓練事業」は他の障害と違って、訓練や補助具の使用により、本来の機能を回復させる事よりも、代替機能(視覚以外の感覚)を用いて、または保有している視覚も有効に活用して、今まで行っていた生活・行動を回復させる事に重点がおかれています。また、その支援においては、当事者への心理的配慮と共に、なるべく速やかに生活訓練が導入される事が望ましいと考えております。生活訓練、特に歩行訓練は全盲の人だけのものではありません。むしろ弱視(ロービジョン)の人たちにこそ生活訓練の存在を知っていただきたいです。その人たちの現在の見え方や、生活環境に応じて訓練を進めていくので結果として一人一人訓練の方法や期間、場所なども変わってきます。人間は感覚の80%以上を視覚から入手しています。そこで視覚以外の20%の感覚を100%に振り分ける練習が必要となってきます。その訓練が真の意味でのリハビリテーションであると考えております。
 
視覚障害者歩行訓練事業
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